固定電話の解約は後悔する?ないとできない&困ることは?休止の手続き方法をチェック!

固定電話 解約 後悔

昔はどの家庭にもあった固定電話ですが、時代の変化と共に加入者数は減少傾向にあるようです。

持っているけどあまり使っていないという人で、解約を検討している方も多いかと思いますが、今まで当たり前に所有していたものを解約するのには勇気がいることですよね。

そこで今回は、固定電話を解約するメリットデメリット解約後の不安点などについて調べてみました!

目次

固定電話の解約は後悔する?

固定電話を解約して後悔するのかどうかは、人によって意見が分かれるところです。

家族で使用している場合は、それぞれの立場からよく検討する必要があるでしょう。

これから解約によるメリットとデメリットを以下に挙げていきますので、ご自身の状況に照らし合わせてみてください。

固定電話をやめてよかった3つの理由

固定電話を解約するとどんなメリットがあるのでしょうか。

ここでは3つのメリットをあげます。

無駄な固定費の削減

固定電話を解約すると、固定電話にかかっていた「基本料金」が不要になります。

プランによって異なりますが、住宅用固定電話の基本料金の相場は月に1,600円~2,200円程度、ひかり電話なら月に550円ほどです。

基本料金は全く電話を使用しなかったとしても発生します。

更に、使用した分の「通話料」は別途発生し、こちらは9.35円/3分からなので、固定電話の使用状況によりますが月々数千円の費用がかかっているはずです。

固定電話の解約によって、最低でも基本料金分の年間約6,000円~20,000円程が浮くことになるので、メリットは大きいですね!

勧誘や詐欺の電話が減る

固定電話は、勧誘や詐欺の電話がかかってくることが多い傾向にあります

迷惑電話対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社によると、固定電話にかかってくる電話の5件に1件が迷惑電話といわれています。

携帯電話の普及に伴い、若い世代の固定電話離れが進んでいる中、固定電話があるのは高齢者住宅であることが多いため、詐欺グループなどのターゲットになりやすいようです。

ナンバーディスプレイを活用して、覚えのない電話には出ないという対応もできますが、このような電話はかかってくるだけでもストレスを感じるものです。

固定電話の解約によって悩まされることが少なくなるのは、ストレスが減って精神面にメリットがありそうです。

電話機を置く場所が空く

固定電話は回線の都合上、設置できる場所が限られるため、部屋のインテリアに多少の制限がかけられしまいます。

大きなものではありませんが、処分すれば家具のレイアウトにも自由度が生まれることでしょう。

「必要なものしか持たない」というミニマリストといわれるライフスタイルも支持されている中で、あまり活用できていない固定電話はスペースの無駄使いとも言えるかもしれません。

固定電話がないと困ることやできないこと

固定電話を解約したら発生し得るデメリットについてもまとめてみました。

クレジットカードの審査や就職活動など社会的信用の低下

固定電話があるということは、NTTから高額な電話加入権の購入を承認されたということで、一種の信用を示すとも考えられます。

かつては電話加入権は8万円ととても高額で、こちらを担保にお金を借りることができるほど社会的信用度が高いものでした。

現在、時代の変化に合わせて電話加入権は3万円台にまで値下がりしていますが、当時の名残りで電話加入権が信頼の証となっているところがあります。

その一つが、クレジットカードを作成する時の審査です。

クレジットカードの審査には、申込者の情報を数値化して評価するためのスコアリングというものがありますが、その項目の1つに「電話加入権(固定電話)の有無」というものがあります。

また、就職活動の時も同じように、「固定電話の有無が合否の判断材料に使われた」という口コミも見られました。

加入権も安くなり、加入者も減少している現在、以前ほど社会的信用のバロメーターとして参考にされているとは言えないようですが、多少不利になる可能性もあるとは言えそうですね。

子供の学校の連絡網で引け目を感じる

家庭を持ち子どもが産まれると、家庭の連絡先を記入する機会が多くなりますが、そこに携帯電話の番号を書くことに引け目を感じる、という声もあがっています。

実際には家庭の連絡先が親の携帯番号である家庭は増えてきていますし、そもそも連絡網自体がなくなってきて、メールやスマホのアプリを介した連絡が主流となってきていますので、あまり気にする必要はないでしょう。

稀に、連絡先として固定電話の記入を求められる場合もありますが、確実に連絡がつく番号であれば携帯番号でも構わない、という場合がほとんどだと思われますので、提出先にご相談ください。

FAXが使えなくなる

固定電話を解約すると、FAXも使えなくなりますので、FAXを頻繁に使っている人にとっては困ることになるでしょう。

ただし、今は電話回線ではなくインターネット回線を利用した「インターネットFAX」も存在しています。

送受信は普段使うメールから行うことができて、受信した書類はPDF化されて届きます。

FAXを使いたい人は、固定電話の解約前に、インターネットFAXについて調べて検討しておいてください。

通信費が高くなることも

長時間電話をする機会が良くあるのであれば、固定電話を解約して携帯電話から通話するようになると、通信費が高くなる可能性があります。

通話料だけを比較すると、固定電話は携帯電話よりも割安です。

ただし、近年の携帯電話は無料通話プランが選択できることがほとんどで、ご自分の通話量に合ったプランを選択すれば、固定電話よりも安く通話できる可能性もあります。

また、LINEアプリを使ったIP電話などは、インターネット回線を利用するため通話料はかかりません。

これらのサービスを利用することで通信費を抑えることができるので、よく調べてみてください。

固定電話の解約と休止の違いは?

固定電話はあんまり使ってないけど、本当に解約しちゃっていいのか不安…

そんな方は、いきなり「解約」するのではなく、まずは「休止」して様子を見るのがおすすめです!

「解約」すると再度固定電話を使いたい場合は新規申し込みをすることになりますが、「休止」状態であればすぐに再開することができますよ!

休止には、二種類の方法があります。

利用休止」と「一時中断」です。

これらの違いは、再開した時に同じ番号を使えるかどうか休止中の回線使用料が発生するかどうか、です。

・「利用休止」:再開したときに電話番号がかわる・ 休止中の回線使用料は発生しない
・「一時中断」:再開したら同じ電話番号が使える・休止中も回線使用料を支払う

一時中断は、電話番号をキープはできますが、回線使用料も引き続き支払う必要があるので、休止するメリットは少ないかもしれませんね。

固定電話を休止する時の料金

休止する際には「電話をとめる工事費」3,300円がかかります。

再開する際には、また別途「再開する工事費」として3,300円~22,000円程度かかります。

固定電話の休止の手続き方法

固定電話の解約・利用休止の手続きは、それぞれNTT東日本NTT西日本のホームページ上から行うことができます。

もしくは、以下の番号に電話で依頼します。

【東日本、西日本共通】
局番無しの116
受付時間:午前9時~午後5時 
土曜・日曜休日も営業(年末年始を除く)
※携帯からの発信不可
※エリア外からの連絡は不可

【NTT東日本】
0120-116-000
受付時間:午前9時~午後5時
土日・祝日も営業(年末年始を除く)

【NTT西日本】
0800-2000116
受付時間 : 午前9時〜午後5時
土日・祝日も営業(年末年始12/29〜1/3を除く)

手続きを申し込む前に、以下の情報が必要なので、すぐに答えられるようにまとめておきましょう。

休止手続きに必要な情報
  • 電話番号
  • 契約者の名前
  • その電話番号を使用している住所
  • 料金の支払い情報

固定電話解約するといくら戻る?

固定電話を解約しても、取付工事費などの今までの支払った経費は一切戻ってきません

ドコモ光に乗り換えたら固定電話解約する必要はある?

「ドコモ光」では、光回線を利用した「ドコモ光電話」をオプションサービスで利用できますが、今まで使っていた固定電話はどうなるのでしょうか?

引っ越しをせずに「ドコモ光」に切り換えた場合、「ドコモ光電話」は特別な手続きをせずに電話番号も電話機もそのまま使うことができます

一般的な固定電話に比べて月額使用料も安く、dポイントも溜まるようになるので、固定電話を解約せずにお得に使えるようになる方法としてとてもお勧めです!

固定電話を解約したらインターネット(光回線)はどうなる?

固定電話を解約しても、光回線のインターネットには影響はありませんので、引き続きインターネットに接続できますが、ネット上ではしばしば「固定電話の解約でインターネット接続ができなくなった」という体験談も見られます。

これはルーターが停止したことが原因と考えられます。

ひかり電話(固定電話)を解約すると、一部のひかり電話対応のルーターは自動的に停止してしまうのです。

ルーターが停止しただけで、インターネット回線は変わらず利用できる状態です。

新しいルーターを設置して設定することで解決すると思われますので、試してみてください。

固定電話の解約は後悔するについてよくある質問

固定電話をやめて困ることは何ですか?

社会的信用度の低下、家庭の連絡先が携帯になってしまう、FAXが使えなくなる、通信費が高くなる可能性がある、などが考えられます。

固定電話はもういらない?

携帯電話に不慣れな世代にはいまだに重要な連絡手段ですし、災害時の繋がりやすさは携帯電話を上回るとも言われています。

NTTの固定電話は2024年に廃止されますか?

固定電話は廃止されるのではなく、2024年1月1日以降、IP(Internet Protocol)網と呼ばれる通信に移行する予定です。

固定電話を解約すると信用は下がりますか?

多少影響を受ける場合もあるかもしれませんが、かつてほど重要視されてはいないようです。

まとめ

当たり前のように長らく使っていたものを解約する時は慎重になりますね。

特に、固定電話は人によっては重要なライフラインであり、欠かせない存在かもしれません。

解約する時は、家族全員とよく話しあい、デメリットについて知識を共有しておきましょう!

解約以外の手段もご紹介しましたので、こちらの記事を参考にご検討くださいね。

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